ロバスト拠点は、現場ニーズに基づいた次世代農林水産工学技術を開発するためのプラットフォームです。
本展示では、下記の2テーマについてご紹介します。
・牛ふん尿中の栄養塩類を効率的に利用できる拡散駆動型微細藻類リアクター
・持続可能な陸上養殖構築をサポートする「養殖支援ソフトウェア;AQSim」
北海道でも余剰になっている牛ふんメタン発酵バイオ液肥中の窒素などの栄養塩を、膜間濃度勾配によってエネルギーゼロで抽出し同時に微細藻類を培養するリアクターを開発しています。機能成分、エネルギー、飼料・肥料として期待される微細藻類培養の低コスト化を実現します。
昨今陸上養殖が着目されていますが、収益性が課題となっています。現在構築中の「養殖支援ソフトウェア;AQSim」では、仮想空間で養殖を行うことで、養殖魚の成長や必要となるコストをシミュレーション可能です。このことにより、飼育前に様々な飼育方法を試すことができ、養殖施設運営者の意思決定を支援するツールとなることが期待できます。