2020年03月03日
近年、沖縄各地では、収益が上がりやすいこと、小規模農家でも取り組めること、アジア圏の観光客に人気が高いこと等を理由に、イチゴ栽培が盛んになっています。
沖縄県宜野座村では、2003年からイチゴ栽培を始め、生産量を年々増やし、2018年には「イチゴの里」宣言を発表、産地化、ブランド化に力を入れています。内閣府の沖縄国際物流拠点活用推進事業の補助金を活用し、海外輸出にも取り組むイチゴ生産者も現れ、香港や台湾等のアジア地域から出荷を始める予定です。
以前は、イチゴ生産は、県内では無理との判断でしたが、農業に恵まれた気候・環境、恵まれた支援体制等から、様々な農作物へチャレンジする地として注目が高まっており、新しい技術導入によってチャレンジを成功へと実現したいと期待が高まっています。
具体的には、-
「年により出来、不出来がある」
「新苗作りでしっかりした苗が確保できるかどうかが、後の生産量を左右する」
「高温多湿で病気や虫が多い」
「定植の時季に台風が重なる場合がある」等、
解決策が求められています。
沖縄県産イチゴ、新たな農作物への安定した持続可能な生産、販路拡大への期待が高まっています。